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口呼吸とは
口呼吸って読んで字のごとく口で呼吸をすることです。普通に考えると「息をするのは鼻だろ!?」と思いがちですが、そういえば慢性鼻炎持ちの私はいつも鼻詰まり。鼻で息をするのが苦しくて口で息をしていることに今更ながら気付いて愕然としました。口呼吸にはセルフチェック法があるらしいので気になる人は試してみてください。
口呼吸のセルフチェック
- 無意識に口が開いている
- 鼻が詰まりやすい
- 口が乾く
- 前歯の先端に着色がつく
- よく喉が痛い、あるいは風邪をひく
- いびきをかく
- 口臭がある、あるいは気になっている
どうですか?実は口呼吸は口が開いていてマヌケな感じなだけでなく体にとってトラブルを招く元になるそうなんです。
口呼吸からくるトラブル
口呼吸で起こるトラブルにはどんなものがあるのか調べてみると驚くほどいろいろなことがわかりました。
口やその周りの乾燥によるトラブル
口の中は常に唾液が流れています。唾液には殺菌作用や口の中を正常化する作用、ミネラルの補給作用、洗浄作用などがあるそうです。ところが口呼吸の人は常に口の中が外気にさらされているために唾液が乾燥しやすくいろいろなトラブルを引き起こしやすいといわれています。
- 前歯が虫歯になりやすい
- 歯周病のリスクが高くなる
- 着色がつきやすい
- 口臭が起こりやすい
舌の位置によって起こるトラブル
通常鼻で呼吸する人は舌が上顎側にくっついているのが一般的だそう。ところが口呼吸の人は空気の通り道を作るために舌が正常な位置に収まらずさまざまなトラブルの原因となります。
- 出っ歯になりやすい
- 睡眠時無呼吸症候群のリスクが高くなる
口の周りの筋肉からくるトラブル
鼻で呼吸する人は口を閉じるための筋肉がしっかり働くため、表情がきりっと締まっています。でも口呼吸の人は口元に締まりがなく上唇も上にめくれ上がったような表情になりがち。ぼーっとした印象になってしまいます。
外界からの刺激を受けやすくなることによるトラブル
鼻呼吸では外から入ってくる乾燥した空気を鼻の粘膜で調整するだけでなく侵入しようとする細菌やアレルギー物質などをブロックして病気になるのを制御してくれるそうです。ところが口呼吸の人は直接こういった刺激が体の中に侵入してくるためいろいろな病気にもかかりやすくなることがわかっているそうですよ!
- 風邪を引きやすい
- アレルギー体質になる
口呼吸を改善するためのグッズ
寝ている間の口呼吸はなかなか自分では意識することが出来ないですが、いびき防止グッズなどで改善することもあるようです。
- ブレストレーナー
- 鼻呼吸を促す口閉じ器具。いびきやのどの乾きなどをもたらす口呼吸を、器具を口内に簡単装着・口を閉じたままに保ち鼻呼吸をサポートしてくれるそうです。
口呼吸によるトラブルのまとめ
以前はモデルさんが口をぽぅっと開けているのがアンニュイな感じで可愛いと思っていました。でも実際には口呼吸はとんでもなくアブナイことがよくわかりました。口呼吸をやめるためにはどうしたらいいかぐぐってみたら上で紹介したグッズ以外にも寝るときに口をテープで留めるタイプも効果的なのだそう。早速今夜からやってみようと思います。それでもだめなら一度歯医者さんに相談してみるのもいいそうです。小さいころからの癖だからと甘く見ないでちゃんと向き合わなきゃいけませんね。