歯列矯正

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歯列矯正で歯が痛む!そんな時でも食べられる食事はこれ

矯正治療をしている子供さんはお喋りするのもちょっと大変そう。でも、もっと気を付けてあげなければいけないのは食事なんです。矯正治療には、着脱式のものや固定式のものがありますが、特に注意が必要なのは固定式のいわゆるブラケットと呼ばれる装置を歯にくっつけてワイヤー固定している人。そこで、意外に知られていない矯正中の食事の注意点について紹介しましょう。

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歯の表面がデコボコしてるけど原因はなに?

画像:Pixabay

どうして食事に注意が必要なのか

矯正中には、食事が原因でさまざまなトラブルが起こることがあります。最もよく見られるトラブルは、装置が外れてしまうこと。ブラケットが外れてぶらぶらしたままにしておくと、唇を傷つけたり後戻りや治療の遅れの原因になります。また、装置の材料に着色がついて、見た目に不潔に見えてしまうケースもあります。

もう一つ注意したいのは虫歯や歯周病です。矯正中は、装置やワイヤーを外さないよう接着しているので歯ブラシがとてもやりにくく、虫歯や歯周病のリスクがぐんと高くなります。虫歯の治療で受診する患者さんの中でも一目で矯正をしていたかどうかがわかるほど、典型的な虫歯のでき方をするんですよ。

矯正中に注意が必要な食べ物

歯の表面がデコボコしてるけど原因はなに?

画像:Pixabay

では、どんな食べ物に気を付けるといいのでしょう。

硬い物
例えばナッツ類やせんべい、子供が大好きな氷や飴をがりがり噛んでしまうと、ブラケットに思わぬ力がかかり外れたり壊れてしまうことがあります。
くっつきやすい物
ガムやキャラメル、お餅などは、ブラケットにくっついたり巻き付いて外れてしまうことがあります。
歯に詰まりやすいものや残りやすい物
スナック菓子やチョコレート、クッキー、鶏肉のような筋のあるものなどは、奥歯の溝や歯と歯の間、装置の隙間に挟まって残りやすいものです。そのため虫歯や歯周病を引き起こす原因になりやすいものです。
色素沈着しやすいもの
コーヒー、ウーロン茶、カレー、パスタなどは着色が付きやすい食品です。装置の接着剤や固定のためのゴムが変色して汚く見えてしまうことがあります。

ではどんなものを食べればいいの?

歯の表面がデコボコしてるけど原因はなに?

画像:Pixabay

基本的には矯正中に食べてはいけないものという制限はありませんので、何でも食べていいのです。ただ、注意が必要なものや食べ方があるということ。それと、矯正を始めるとしばらくはとっても痛いのです!ようやく慣れてきたころにはまたワイヤーをきつく締めて引っ張らなければいけないのでましばらくは痛みとの戦いが続きます。

この痛みがある時期は、食べ物を選ぶ必要があります。なんせ痛くてあまり噛めないのですから。そこでおすすめを以下にまとめました。

矯正治療中におすすめの食事

粥や雑炊、うどん・そばなどの麺類

ウィダーインゼリーなどの栄養補給ゼリー、ヨーグルトや豆腐、茶碗蒸しやプリンのような口に入れるとどろどろになるもの

みじん切りやミキサー、ブレンダーですりつぶして飲みやすくしたコーンスープやスムージー、マッシュポテトなど

痛みがある間は食事をするのも億劫になりますよね。とにかく元気が出てあまり噛まずに飲み込めるものが、慣れるまでの間はおすすめです。

矯正治療中の食事についてのまとめ

歯並びが綺麗になるための矯正治療ですが、痛みや装置との上手な付き合い方に慣れるまでにはしばらく時間がかかります。そこで徐々に食事のコツをつかんで、少しずつ矯正治療中も楽しく過ごせるような工夫を心がけましょうね。食べることは何よりの楽しみなのですから(*^^)v

この記事を書いた人

おかあさん

おかあさん

歯科医院勤務。お口のエキスパート。しっかりものだけどちょっとおっちょこちょいなアラフィフ女子。口癖は「あらあら。どうしたの?」。医院でのあだ名は「おかあさん」。

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