画像:BiVa
これまで歯の痛みには縁などなかったのに休日を前に妙な違和感を感じたのがはじまりでした。夕方くらいからじわじわきていた鈍い痛みが、夜も更けるにつれて次第に強くなり慌ててネットで検索しました。
「歯 痛み 夜」で検索をしてみると出てくる出てくる。こんなに検索している人が多いことを初めて知りました。そして私のこの痛みは虫歯の進行!?神経まで達している!!?
休み明けにすぐに歯医者に行こうと決意したのでした。
根の治療・根管治療って?
さっそく歯医者さんに行ってきました。検査の結果、歯と歯の間からの虫歯が神経まで達しているという診断でした。
不覚にも全く気づきませんでした。
神経を取って根の治療をしますと言われ、そのまま治療開始。
家に帰り不安に駆られ調べてみると、歯には顎から神経が繋がっていて虫歯の細菌が入り込んで感染すると痛みがでることがわかりました。
この感染した神経部分を取り除いて無菌にする処置が根の治療だそうです。これは根管治療と言って、つまり歯の内部にある神経が通る管の中を繰り返し消毒処置して細菌を死滅させるということのようです。
なるほど…ということはこの歯はもう生きた歯ではないということになるのか!?といまさらながらショックを受けました。
放っておくとこんなに怖い根の治療
怖いからといって治療途中で放置すると… …
根管治療は、虫歯の細菌に侵された歯の根の管を消毒している状態です。
治療を途中で中断してしまうと、消毒のために綿などで薬を入れただけの根管は、入り口に蓋をしてあっても中がほぼ空洞になっている状態。
時間とともに消毒薬の効果が薄れてきて、そのうちに再び細菌が入りこみ、痛みや腫れなどの症状が出てくるそうです。ひどくなると根管が内側からぼろぼろになり、また腐敗してくることもあるそうで、放置するのはとても危険だとわかりました。
痛みが長引いたり違和感が… …
根管治療の最後には、根管の中を隙間がないようきっちり充填して細菌が侵入しないように塞ぎます。
根の治療の途中で通院をやめてしまい封鎖してない根管を放置して、その周りの炎症がなかなか治まらず、その結果、治療が長引いたり、噛むと響くなどの違和感が続いたりすることもあるそうです。
根の治療のための通院が長引いてくると、「根管治療の終わりはどこで妥協するか」というところにおさまるのかしら?めんどくさいわ、という気がしてきます。
「結局1年以上根管治療を続けている」という人もいるそうです。治療を途中でやめてしまったことで余計に通院期間・治療期間が長くなってしまったり、痛みも長引いたり違和感も出たりすると、「途中で治療をやめなければよかった」と本気で後悔しそうです。
怖い!その他にもこんなトラブルが!
治療中削ってある歯は、中の柔らかい象牙質が露出している上に、神経を抜いたりすでに神経が死んでいて、虫歯による痛みを感じません。だから気づかないうちに虫歯がさらに進行して、歯の根に穴が開いたりもろくなって割れてしまったりすることがあるそうです。
また中には、歯の中の開いた穴に歯肉が入り込んでクレーターのような異様な光景になることもあるらしいです。こうなるとその歯は抜歯する羽目になるらしいです。また抜歯をせずに無理して残しても、後から腫れたり痛んだり割れたりトラブルを抱える歯になってしまうそうです。
ホントは怖い!根の治療、どうすればいいの?
根管治療は、自分の歯を残すための重要な行程で、絶対に中断してはいけない段階だということがわかりました。
どんなに恐くても忙しくても、せめて根管充填という根管治療の終了段階までは必ず継続しなければ一息つけない治療なんですね。根管充填のあとの治療は、削って被せるといった処置をするだけなので、この根管充填がひとまずのチェックポイントです。
現在の治療の状態を説明してもらいながらきちんと通院するようにすることが大切なんだなと今回あらためてわかりました。
歯医者さんに説明を受けた「根の治療(根管治療)って何?」についての記事も合わせて読んでみてくださいね。
もし根の治療で長い間痛みが引かず不安がある方、先生が提案する根幹治療の方針に不安がある方は思い切って転院することも考えてみると良いかもしれません。
以前インタビューに答えてくださった高松市にあるフラワー歯科クリニックの白井先生もおっしゃってましたが、大切な歯ですから不安がある場合には、思い切って歯医者を変えることも一つの手です。