画像:pixabay
ラミネートべニアってどんなもの?
ラミネートべニアは、歯の表面だけを薄いセラミックで覆ってきれいにする方法だそうです。
わかりやすく言うとネイルチップ(付け爪)のようなものです。確かに歯と爪って似てるかも。
やり方は、歯の表面を薄く削ってシェルと呼ばれる貝殻のような薄い歯をくっつけるんだそう。
色もある程度希望に合わせたものにできるし、隙間が気になる場合はそれを埋めることもできる優れモノみたいです。
つまり形の揃った綺麗な白いシェルで覆うので七難隠せるわけですね。ホワイトニングより色調の統一性もあるし変色しないし、形も綺麗になってもう黄ばみに悩むこともありません。これすごく便利かも♪
うまくいけば半永久的にキレイになるけど…欠点も
画像:pixabay
ところがいいことづくめに思えるラミネートべニアにも欠点があるようなんです。
最大の欠点は少し歯を削らなければいけないということ。それと、ラミネートべニアは薄いので割れやすく、かちかち噛む奥歯まで全部白くしたいという人には不向きです。受け口など噛み合わせによっては外れたり壊れたりしやすいので、前歯であっても適応じゃないケースもあるそうですよ。また、歯の隙間は埋められても大きな歯並びのずれや歯の向きは変えられません。
「もっと若いときにやればよかった!歯列矯正の体験談」でお話をお聞きしたMAYAさんはラミネートベニアをすべての歯にやって歯を白くしたい、その前にまずは歯並びを、と考えて歯列矯正を先にされていました。
1本5万円前後!意外に高額なラミネートべニア
画像:pixabay
そして気になる値段ですが、相場で1本あたり5万円前後はするようで意外に高いのにびっくり。ということは上の前歯だけでも30万近くするということ?!上下だと矯正並みの費用がかかることになります…(+_+)なんとなく安いのかなと思っていたのでこの値段には驚きました。
剥がれたり、割れたりというトラブルも
他にも実は気になる情報がありました。それはラミネートべニアに失敗したという話。
トラブルで多いのは、途中で剥がれてしまったり、部分的に割れてしまうケースです。きれいに剥がれた場合は再度くっつければいいのですが、部分的に割れるともう修復は不可能なんだそう。その場合は作り直しになるのでまた同じだけの費用が掛かってしまうことになります。
それに歯を削ってくっつけるので途中でやっぱりやめた!はできません。ラミネートべニアを1本だけあるいは一部の歯だけやって、左右のバランスが悪くて逆に目立ってしまった、というケースもあるようです。
これは施術する先生のセンスや技術にも左右されるということですね( ˘•ω•˘ )
ホワイトニングで効果が出ない人にとっては適した治療法
ラミネートべニアは、全部被せてしまうメタルボンドなどと比べると歯を削る量も少なくてよさそうですが、薄いシェルだけあって耐久性の薄さも否めない治療法といえそうですね。
ホワイトニングに比べると確実にまとめてきれいになりますが、担当の先生によって仕上がりも違いがありそうです。
例えばテトラサイクリン系抗生物質によって変色した歯などホワイトニングで効果の出にくい人には適した治療法だと思いますが、個人的には歯を削るのでいったん始めたら後戻りはできませんし健康な歯を削ってわざわざダメージを与えるのは抵抗があります。そう考えると歯を削らないホワイトニングの方が無難かもしれませんね。
うまくいけば半永久的に表向きとてもきれいになるのはすごい魅力ですが、高額の費用を払ってもし外れたり割れたりしたら…と思うと、とりあえずホワイトニングを試してから考えようかなとも思っています。