口内炎とは?
「口内炎」とは、ほおの内側や歯ぐきなどの口の中や、その周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。
引用:第一三共ヘルスケア
口内炎は大きく分けると3つの原因で起こります。
- アフタ性口内炎
- 一般的に良く見られるストレスや疲れによる免疫力の低下や栄養不足(ビタミンB2)、睡眠不足などが原因と考えられるものをアフタ性口内炎といいます。
- ウイルス性口内炎
- ヘルペスウィルス(口唇へルペス)やカビの一種であるカンジダ菌の増殖など、ウィルスや最近によって起こる口内炎です。
- カタル性口内炎
- 入れ歯や矯正器具があったり、ほおを噛んでしまったり、物理的な刺激が原因です。
他にも白血病や口腔ガンといった口内炎からわかる怖い病気もありますが、これら口内炎の中でも一般的によく見られるアフタ性口内炎を中心に解説します。
口内炎がよくできる人の特徴
歯並びが悪い
歯並びがデコボコな人は、八重歯や親知らずなど飛び出した歯が、唇や頬・舌に当たる刺激で口内炎ができやすい傾向があります。
不摂生な生活をしている
不規則な生活、睡眠不足、疲れがたまっている場合、体の免疫力が落ちてしまいます。夜遅くまで仕事をしていたり、受験勉強をがんばっていたりすると口内炎ができてしまう、という人もいますよね。
バランスの悪い食事をしている
外食やコンビニ弁当、インスタント食品などを多く取る人はビタミンが不足がちとなり、粘膜に炎症を起こしやすくなります。栄養不足は口内炎の原因のひとつと考えられています。
口の中が乾きがち
ストレスや口呼吸、飲酒は口の中の乾燥をまねき、唾液による保護がなくなってしまうことで口の中が荒れやすくなります。加齢で唾液の分泌が少なくなってくるドライマウスでも同じように口内炎ができやすくなることがあります。唾液は口の中の粘膜の保護や、口の中に無数にいる細菌と闘う役割を担っています。
アレルギー体質
金属アレルギーや食べ物、薬のアレルギーがある場合、アレルギー反応として口内炎を作ることがあります。これは「アレルギー性口内炎」と呼ばれています。
口の中が不潔がち
口の中には多くの細菌が住んでいます。口の中が不潔なほど細菌が繁殖しやすく、口内炎ができたり症状が長引く原因になります。
口内炎ができてしまった場合の3つのオススメ対処法
対処法1 口の中を清潔にする
口内炎は口の中のバイ菌が多いとできやすくなります。
もしも口内炎ができてしまった場合、歯磨きはもちろんですが、とにかくよく口をゆすいで口を清潔に保ちましょう。早めに対処することで悪化を防ぐことができます。
口をゆすぐとき、殺菌成分の入っているうがい薬を使うとなお良いですが、アルコールの入ったものは刺激が強すぎるのでやめておきましょう。
対処法2 薬に頼る
口内炎用の薬はさまざまなものが市販されていたり、歯医者さんで処方してくれたりします。軟膏や貼り薬を使うと、不快な症状から解放されるためずいぶん楽になります。
価格:
646円
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大正製薬 口内炎パッチ大正A10パッチ 【あす楽対応】 980 【第3類医薬品】 02P12Oct15
価格:
1,058円
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軟膏で代表的なものはアフタゾロンやケナログなどです。貼り薬は口内炎の上に直接貼るパッチタイプで代表的なものは口内炎パッチ大正Aがあり、外部からの刺激から守ってくれます。
対処法3 歯医者でレーザー
普通の口内炎は放っておいても長くて2週間以内くらいで自然に治ります。
すぐに症状を取りたい人は、歯科医院で口内炎にレーザーを当ててもらう方法があります。処置時間はほんの2、3分で少しチクチクする程度です。即効性があり、レーザーを当てた後は口内炎のつらい痛みがなくなります。
ただ、歯科医院によってはレーザーの設備がない場合もありますので、事前に口内炎を治療するレーザーがあるかどうか確認しておきましょう。また、レーザーの治療は通常自費治療のことが多いので、金額の確認もお忘れなく。500円くらいから3000円くらいが多いようです。
まとめ
口内炎は何かと軽く見られがち。
でも、できた本人にとっては長く痛みと違和感が続くし、なかなか辛いものですよね。
口内炎ができてしまってつらいときにはこの3つの対処法を試してみてください。
しょっちゅう口内炎ができる人は、まず生活習慣などを見直してみましょう。疲れ・ストレスをためない生活、バランスの取れた食事、口の中の清潔を保つ、これらを心がけて口内炎となるべく関わらないようにしていきたいですね。