画像:写真AC
みなさん、虫歯や歯周病、また口臭予防のために一生懸命歯ブラシをがんばっていますよね。
私も「いい!」と言われる歯ブラシや歯磨き粉は、いろいろと試して大事な歯を長持ちさせるように日々努力しています。
でも、その歯をきれいにお掃除して歯や歯茎の健康を守るはずの歯ブラシが、保管方法によっては雑菌だらけになることがあるんだそうです!
歯ブラシの保管、こんな状態だと雑菌だらけ!?
お口の中には何百種類もの細菌が住んでいます。歯磨きのあと、歯ブラシを丁寧に洗ったとしてもその細菌を全部なくすのは無理です。
大切なことは、歯ブラシについた細菌が増殖しないようにすることです。
どんな歯ブラシの保管方法が雑菌を増やしてしまうのでしょうか?
1. 歯ブラシにキャップをしている
「外出したときランチのあとに歯みがきをしたい」
だからポーチに歯みがきセットを入れて持ち歩いている、そんな女子は多いですよね。
要注意です!歯みがきしたあとの歯ブラシ、濡れたままキャップをしていませんか?これでは雑菌がみるみる繁殖してしまいます。
- 歯ブラシを清潔なティッシュなどで拭いて乾かしてからキャップをしましょう
2. 溜めた水で洗っている
コップの中に入った水で歯ブラシをサッと洗うのは、雑菌を流すのに十分ではありません。
- 強めの流水でしっかりと歯ブラシを洗いましょう
3. 水中に保管している
水中につけておいても雑菌は増えるばかりです。
- 湿気の少ない風通しの良い場所に保管しましょう
4. 他人の歯ブラシと一緒に保管している
写真のように、家族と同じコップの中に立てていたり、歯ブラシスタンドを共有している場合も注意が必要です。
歯ブラシ同士が触れて雑菌をうつしあってしまうそうです。歯周病菌や虫歯菌、また風邪などもこれでうつってしまうことがあります。
- 他人の歯ブラシとくっつかないように離して保管しましょう
5. ユニットバスに歯ブラシを置いている
ひとり暮らしをしていると、お風呂とトイレと洗面所が一緒になっているユニットバスの方が多いと思います。これも気をつけないといけないんだそうですよ。
トイレの周囲には大腸菌をはじめ、いろいろな雑菌が浮遊しています。歯ブラシから大腸菌が検出されることもあるようです。また、風呂場というのは湿度が高いので雑菌がとても繁殖しやすく、歯ブラシの保管場所としてはよくないようです。
- 面倒でも歯磨きセットはユニットバスに置きっぱなしにしないようにしましょう
6. 何ヶ月も交換していない
歯ブラシを使っている期間が長いほど雑菌は多くついています。
- 「歯ブラシは毛先が広がったら交換」とよく言われますが、それでは人によってはなかなか毛先が開かず何ヶ月も使ってしまう、ということがあるでしょう。
衛生的には一ヶ月に一回を目安に交換するのが良いようです。
正しい歯ブラシの保管方法
上でも少し触れましたが、大事なことなので雑菌を増やさない正しい歯ブラシの保管方法をまとめておきますね!
- しっかり洗う
- 強めの流水で、しっかりブラシ部分を指で動かしながらとにかくよく洗いましょう。
- 歯ブラシの水気をよく切る
- 歯ブラシを丁寧に洗ったあと、水をよく切りましょう。
- 乾燥させ、風通しの良い場所に保管
- キャップなどはせずに、湿気の少ない風通しの良い場所に保管しましょう。早く乾燥させるために清潔なティッシュなどで拭いておくとよりいいですね。
- ブラシ部分を上にして
- ブラシの部分を上にしておくと、水分は下に落ちますのでより早く乾きます。
- できれば個別に保管する
- 他人の歯ブラシとくっつかないように離して保管しましょう。
”紫外線で除菌”や”除菌スプレー”で積極的に除菌!
上記以外にも、紫外線やスプレーで積極的に歯ブラシを除菌するものもあります。
紫外線で除菌の方法はいたって簡単。ケースに入れて置くだけで紫外線除菌してくれるというもの。サイズも千円台の携帯用からファミリー向けまであります。
携帯用ハブラシ除菌器:オーラクリーン
コンパクトサイズで持ち運び可能。カバーを閉じると自動で紫外線が照射され、電源は自動でOFFされる機能付き。オフィスや旅先で十分に乾かして歯ブラシをしまうことが出来ない時に安心。
ファミリー向け歯ブラシ除菌器:esencia 歯ブラシ除菌器
通常の歯ブラシ5本と電動歯ブラシ用カートリッジ2本の収納が可能。家族でまとめてポンっ!と入れておくだけで除菌できる気軽さがポイント。
広島大学との共同開発!「EtakOralCare24 歯ブラシ除菌スプレー」
エーザイ株式会社が産学連携で広島大学と研究・開発を行った「Etak Oral Care24歯ブラシ防菌スプレー」。
テレビ東京のWBS、トレンドたまごでも取り上げられていたこの商品はスプレーするだけで歯ブラシに不着している菌に加え、新たな菌やウイルスの付着や増殖を抑制してくれるそう。簡単!これ一本があれば歯間ブラシや舌ブラシも除菌することができます。
歯ブラシを清潔な状態で保管しましょうね
私はいつも歯ブラシ、サッと洗うだけでした。そして、お仕事のときや外出のときには歯ブラシをポーチに入れてキャップしてました…全然ダメですねー。
歯ブラシって食べかすとかがついていない限り、パッと見は汚れてないように見えても実は雑菌だらけなんだそうです。
日本は梅雨から夏にかけては特に高温多湿になりますから要注意ですよね。みなさんも、雑菌を増やさない歯ブラシの保管に注意してくださいね。