体験談

歯ぎしり

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寝るときに装着する歯ぎしり用のマウスピース、最適な厚みはどのくらい?

寝ているときに歯にダメージを与える歯ぎしりや食いしばり。ダメージを減らすために装着する歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)に最適なタイプや厚みについて体験談をもとにまとめています。

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寝るときに装着する歯ぎしり用のマウスピース作り直した

画像:BiVa

相方に「歯ぎしりがうるさい!」と言われていたので、かれこれ2年ほど前、夜寝るときに装着する歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)を作りました。

参考:「歯ぎしりがうるさい!」と言われたからマウスピース作ってみた

ヤニジョが以前歯医者さんで作ってもらった歯ぎしり用マウスピースは、上の歯全体にかぶせるように取り付けるハードタイプのものでした。
夜寝るときに装着するマウスピースだから「ナイトガード」と呼ばれています。

2年半ほど、毎日寝るときにつけていましたが、奥歯に当たる部分から少しずつ穴が空いていき、その穴が広がり、とうとう奥歯部分が割れてしまいました。

そこで、歯ぎしり用マウスピースを以前とは別の歯医者さんで作ってもらうことにしました。

毎日マウスピースをつけ続けた影響なの?

なぜ別の歯医者さんで作ってもらうことにしたのか?
実は理由があるんです。

ヤニジョの場合、マウスピースを作った目的は、寝ているときの食いしばりや歯ぎしりによる歯へのダメージ防止とギリギリと鳴る音の防止のため。つまりナイトガードです。

マウスピースをつけたおかげで、相方も音に悩まされずに安眠できるし私も安心感がありました。
……でもね……

マウスピースを毎日つけ続けた影響なのかどうなのかは分かりませんが、最近、前歯の上下の間が広がったような気がするんです。

歯医者さんに定期検診に行っても悪いところはないし、前歯の噛み合わせも正常だから問題ないと言われました。だから気のせいなのかもしれないのですが、気になり始めると気になってしまいます。

当時歯医者さんに作ってもらった歯ぎしり用マウスピースは、ハードタイプで少し厚み(2mmくらいかな?)があるタイプでした。

もしかしたら、マウスピースに厚みがあるとその厚みだけ上下の歯の間があいてしまうのかも?なんせ毎日寝ている時間ずっとつけているわけだし…
そう考えて、薄いタイプの歯ぎしり用マウスピースを作ってくれる歯医者さんを探して別の歯医者さんで作ってもらうことにしました。

歯ぎしり用マウスピースの種類

歯ぎしり用マウスピースにはハードタイプとソフトタイプがあります。

ハードタイプ
硬質プラスチックのような素材。
装着時に固いので違和感がある。
強いため穴が空きにくい。
乾くと割れてしまうので、保管するときには湿らせて保管する。
ソフトタイプ
柔らかいゴムのような素材。
柔らかいので装着したときに違和感が少ない。
歯ぎしりや食いしばりが激しいと穴が空きやすい。
乾燥させて通気性のよいところで保管。

若かりし頃に顎関節症の治療でソフトタイプを短期間つけていましたが、あっさりと穴が空いてしまったので今はハードタイプをつけています。

ちなみに、歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)は歯医者さんで作ってもらうときには保険が適用されます。
保険適用で5,000円-7,000円くらいなのですが、マウスピースは作ってから半年間、新しく作り直すことができないそうです。どうしても半年以内に新しく作り直すときには保険が適用されず実費になってしまいます。

ハードタイプは穴が空いてしまったら穴を埋める修復が可能です。
食いしばりや歯ぎしりが激しい人で、装着時の違和感が気にならなければハードタイプがおすすめかも、です。

歯ぎしり用のマウスピースの最適な厚みは?

マウスピースの厚みは、歯医者さんに相談したところ、こういう場合にはこの厚さ、という指標がないんだそうです。
人によって歯ぎしりや食いしばりの強さは違うため、厚みを変えるべきとは考えられているけどね…とのこと。

そうなのかっ!
そもそも歯ぎしりや食いしばりは原因がはっきりしていないわけだし、原因が分からないから解決策もないし、食いしばり癖を直すために日中食いしばらないよう意識付けを、と言われています。
とりあえず歯への負担を軽減するために、ナイトガードで力を押さえているのが現状…

「前回厚みがあるタイプだったので、薄いタイプのマウスピースを使ってみましょう。もし気になるようであれば次回の定期検診のときにまた考えましょう」となりました。

マウスピースの最適な厚みの指標がないことには驚きましたが、歯ぎしりや食いしばりの原因や対処法がないことからも正解はないのかも…と思います。
しばらく薄いタイプのマウスピース(1mmもない厚みです)を装着してみて上下の歯の間がどうなるか、様子を見てみます。

作り直した歯ぎしり用マウスピース、さっそく穴があきました

歯ぎしり用マウスピースに穴があいた

画像:BiVa

マウスピースを新しく作り直してから2ヶ月くらいで、奥歯の部分に穴があきました。

写真ですこし分かりづらいのですが、マウスピース全体は透明なのですが奥歯に当たる部分が白くなっています。
これ、まさに歯ぎしりや食いしばりにより傷がついて白くなっているんです。

食いしばりで歯にかかる力は体重の2倍くらい、と言われていますが、プラスチックのような素材のものに穴をあけてしまうって、改めて考えるとすごい力ですよね…
そりゃ、歯にもダメージをくらわしちゃうわけですよ。

前回つくった少し厚めのマウスピースは、穴があくまでに1年以上はかかっていました。
今回の薄さだとヤニジョの激しい歯ぎしりや食いしばりの力にはちょっと弱いのかもしれません。

まとめ

歯ぎしりや食いしばりの対策としてのマウスピース、推奨していない歯医者さんもいらっしゃいます。
マウスピースをつけることで歯ぎしりが治るわけではないですし…
参考:歯ぎしりは放っておくと歯の寿命が縮まるんですって!

歯ぎしりや食いしばり癖があって歯へのダメージが気になる方は歯医者さんに相談してみましょう。
歯ぎしりの悩みに理解ある歯医者さんであれば、夜寝るときにマウスピースをつけるメリットやデメリット、マウスピースの種類や厚みなどもちゃんと説明してくれますよ。

ヤニジョは次の定期健診で、穴があいちゃったマウスピースのメンテナンスをしてもらおうと思います。

この記事を書いた人

ヤニジョ

ヤニジョ

タバコがやめられない、歯ぎしりもひどい、最近どんどん男性化が進みつつあるアラフォー女子。今の興味はホワイトニング(歯のカラーチャートはB3)。日経ビジネスを定期購読中。旦那と楽しく2人暮らししてます。

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