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日本人の8割がやっている歯ぎしりの種類
歯ぎしりって「ギリギリギリ・・」って音が鳴るものを想像しますよね。でも実は歯ぎしりには音がしないタイプのものもあるらしいです。
音が鳴るタイプの歯ぎしりは、私みたいに家族から「歯ぎしりうるさい」と指摘されて分かるケースが多いようです。でも、音がしないタイプの歯ぎしりは、他人からももちろん指摘されませんし、自分でも気づいてないケースがとても多いんだそうです。
そして、歯ぎしりは寝ているときだけでなく起きているときにもやっていることがあります。
このようなケースを含めると、なんとまあ日本国民の8割以上が歯ぎしりをしているんだそうですよ。驚きですね!
歯ぎしりの種類は3つ
- グラインディング
- これが一番知られている歯ぎしりで、ギリギリ音の鳴るものです。ヤニジョのもコレ!
- クレンチング
- これはグーーッと噛みしめたり、食いしばったりするものです。このタイプは音がしませんので自覚されていないことが多いようですが、歯ぎしりのなかでも一番歯や体に悪影響があって悪質らしい…。
- タッピング
- 上下の歯をカチカチ合わせるタイプのものです。
寝ているときに不快な音がしていなくても、朝起きたときあごが疲れていると感じる人は、もしかしたら歯を強く噛みしめるクレンチングの歯ぎしりをしているかもしれませんので注意が必要なんだそうですよ。
歯ぎしりの原因は?治るの?
歯ぎしりの原因を調べてみました。日本歯科医師会サイトによると眠っているときの歯ぎしりの原因はこのように書かれていました。
現在では、睡眠時ブラキシズムは多因子性であり、ストレス、性格、遺伝、セロトニン再取り込み阻害薬の服薬、飲酒、喫煙、特定の疾患(脳性麻痺などの中枢神経系の障害、睡眠呼吸障害)など、様々な因子が関与していることが報告されています。
歯が原因で起こるのではなく、歯ぎしりはストレスや飲酒、喫煙などが原因で起こるんだそうです。過去には歯のかみ合わせが悪いから歯ぎしりをしてしまう、と言われていたそうです。寝ているときの歯ぎしりはかみ合わせが原因ではないそうですが、むしろ、強い力で歯ぎしりをするから歯のかみ合わせや歯並びが悪くなっている可能性があります。
ヤニジョの場合は「歯を噛みしめるのがクセなんじゃないかな?」と歯医者さんには言われています。計算をしているときとか頑張っているとき、無意識に歯を噛みしめてしまうクセがあるのは頑張り屋さんの女性に多いそうですよ。「頑張り屋さん」と言われてちょっとゴキゲンになったヤニジョですが、そんなことで喜んでるバアイではないっ!
歯を食いしばる癖がある人は、気づいたときに歯を緩める、ポカンと口を開けることを繰り返して身体に覚えさせる、など意識的に対応していくと歯ぎしりが治ることもあるそうです。
歯ぎしりをすると歯が削れる?割れる?
ところで、歯ぎしりってどれくらいの力がかかるのかみなさんご存知ですか?
なんと60kgから100kgくらいの力がかかっているんですって!おせんべいを噛むのに必要な力が10kgくらいらしいですから、そのダメージたるや、それはすごいモンです。
歯ぎしりをしていると、歯が削れたり割れたりして歯の寿命はだいぶ縮まってしまうんですってよ!たしかに私も上の歯と下の歯が合わさるところが平らになっているらしく、歯医者さんが見ると「歯ぎしりしているな」って分かるんだそうです。まあこれだけの力が毎日かかっていれば・・無理もないか。
しかも顎の関節まで痛めてしまって、顎が痛くなったり、口が開きづらくなったりするんです。いわゆる顎関節症ですね。実はヤニジョも顎関節症になったことがあります。すべては歯ぎしりが原因だったんですね…あかんやんっ!
ホントに怖い!歯ぎしりまとめ
歯ぎしりって一緒に寝ている人に不快な思いをさせるだけじゃなくて、自分の歯や身体に悪影響を与えているんです。思っているよりも怖いです。
ちなみに、朝起きた時に顎がだるかったり、歯にヒビが入っていたり、頬の内側や舌に歯型がついている、また頭痛や肩こりがひどい、そんな症状がある人は歯ぎしりをやっている可能性が大なんだそうです。
歯ぎしり自体は眠っている時にやっているので意識して止められるものではないですよね。歯ぎしり対策としては歯を強いダメージから守るためにヤニジョみたいにマウスピースを入れる、などの方法があります。(ヤニジョの場合は音がうるさかったからなんですけれども、結果オーライってことで)心当たりのある人は歯医者さんに相談してみましょうね。