大場久美子さん、更年期障害で虫歯17本!?
東京で3月23日に放映された「私の名がイケないの?」で、大場久美子さんが歯医者に8年ぶりに行く、という企画をやっていました。(先日近畿エリアで再放送をやっていたのを観たヤニジョです)。
そこで診察を受けた結果は、虫歯が17本!大人の歯は全部で28本、親知らずを入れても32本。大場さんはその半分以上が虫歯ってことになります。虫歯がたくさんあることを「多数歯う蝕(たすううしょく)」と言うそうで、子どもに多く見られる症状だそうです。
診察された歯医者さんが指摘した多数歯う蝕の原因は、なんと更年期障害!
更年期障害と言えば、頭痛や肩こり、慢性的な疲れや人によっては気分がふさぎがちになったり、急にカーッと熱くなるホットフラッシュをよく耳にしますが、歯にも影響が出るんですね。知りませんでした。
更年期障害で歯に影響が出てくるワケ
更年期に女性の場合、閉経を迎えます。閉経が近づいてくると女性ホルモンの一つであるエストロゲンの量が急激に減少します。男性にくらべると女性のほうがホルモンバランスが大きく崩れることになり、「更年期障害」と呼ばれるさまざまな症状が出てくるんだそうです。
更年期になると、唾液の分泌が減ります。女性はエストロゲンの減少により男性に較べてさらに唾液の分泌は減るそうです。
唾液は虫歯菌と闘ってくれているのですが、唾液の分泌が減ることで虫歯になってしまうんだそうで、大場久美子さんが多数歯う蝕になってしまったのはこれが原因だそうです。
また、更年期障害のひとつに骨が弱くなる「骨粗しょう症」があります。もし骨粗しょう症になってしまうと歯をささえている骨も弱くなってしまいます。
さらに唾液の分泌の減少により歯周病にかかるリスクも高くなります。歯周病にかかった上に骨粗しょう症になってしまったら、歯周病はさらに悪化してしまします。
すぐできる「少なくなった唾液を増やす方法」
更年期に大切な役割を果たす唾液。それを増やすポイントは3つ「よく噛む」「マッサージ」「舌の体操」です。
- 食事をよく噛む
- 噛み応えのある食材を取る、またはシュガーレスガムを噛む、水分をこまめに取る
- マッサージ
- 耳下線(じかせん) - 耳たぶの下に人差し指を当てて、ぐるぐる回すように押す
- 顎下線(がっかせん) - 親指をあごの骨の内側の柔らかい部分に当てて、耳の下から顎下までを押す
- 舌下線(ぜっかせん) - 両手の親指で顎の真下から舌をつきあげるようにゆっくり押す
- 舌の体操
- 舌を出して上下左右に動かす
- 口を閉じて舌で左右のほおを押す
- 口を閉じて舌で上下の唇を押す
更年期になっても歯に悪い症状が出ないようにしたい!
ホットフラッシュが時々出てしまうアラフォー女子にはちょっと怖い話でした。
「いつまでも健康な歯でいたい!」痛切に思いました。
更年期になっても歯に悪い症状が出ないようにするためには、やはり定期的なメンテナンスが一番大切だそうです。歯医者さんに行って、歯石をとってもらったり、歯みがき指導をしてもらったり、歯の状態を定期的に診察してもらわないといけないな、とあらためて思ったヤニジョなのでした。