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歯の麻酔が効かない!
歯が痛いときに麻酔が効かないなんて、まるで拷問ですよね・・。調べてみると、歯の麻酔が効かないことは決して珍しくないとか!
「自分って麻酔が効かない体質なんだよね」「酒飲みだから麻酔が効かなくって」とかいうこともたまに耳にしますが、実は体質とかお酒を飲むから、などが原因で麻酔が効かない、ってことはないそうです。
ズバリ、次のような場合に麻酔が効きにくくなるそうです。
- 1.ズキズキ痛い時は効きにくい
- 痛い時にこそ効いてほしい麻酔ですが、ズキズキ痛い時というのはつまり、炎症が強い時。そして炎症が強い時は、組織が酸性に傾き、そのような状況では麻酔が効きにくいのだそうです。
- 2.下の奥歯は効きにくい
- 下の奥歯は最も骨が厚くて緻密な所で、麻酔が浸透しにくいらしいです。
- 3.がっちり男性は効きにくい
- 一般的にがっちりした男性は骨もがっちりしているので、麻酔が浸透しにくいのだそうです。
- 4.骨が硬くなっていると効きにくい
- 長い間虫歯を放置していたり、根の先に膿が溜まっている状態だと、体の反応でその周囲の骨が硬くなり、麻酔が効きにくなるそうです。
そもそも歯の麻酔ってどんなもの?
一般的に行なわれている歯の麻酔というのは浸潤麻酔(しんじゅんますい)と呼ばれるものです。歯の治療だとは言っても、歯は硬いので直接針を刺すことはできませんよね。それで、歯茎に注射針を刺してそこから麻酔液を入れて、歯の神経に浸透させて麻酔を効かせるのです。
ですので、その麻酔が歯の神経に到達しづらい状況になった時に麻酔が効きづらくなる、ということなんですね。だから、麻酔が効きにくい場合に起こりやすいのが、「唇やその周囲はしびれているのに、歯を削ると痛い!」というようなことです。でも一番効いてほしい所に効かないと意味ないですよね・・。
そして、通常麻酔が効きづらい時は麻酔を足すそうなんですが、実際効きづらい時はホント、何本打っても効かないらしいです。そんな時は
- 炎症を抑える薬を入れて炎症が和らいでから後日改めて治療を行う
- 我慢してそのままやる
のいずれかになるそうなんですが、時には歯に穴を開けて、神経に直接ブスッと麻酔を打つ、なんてこともあるそうです。これは痛そう!でも効果は結構あるとか。(ちょっと怖い)
歯の麻酔ってどんなもの?のまとめ
結局は、痛みがひどくなってからではなく、ちょっと痛いかな?と思ったら早めに歯医者に行くことでしょうか。いや、それよりも定期的に検診を受けて悪い所をいち早く見つけて治療するが痛い思いをせずに済む最良の方法ですね。
皆さんも歯医者さんで痛い思いをしないように早期発見、早期治療を心がけていきましょう!そしてそもそも虫歯にならないように、予防歯科に力を入れていきましょう!