30代のお悩み

歯周病

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30代から知らないと後悔する、口腔ケアを怠った恐ろしいその後

誰もがずっとキレイで健康な歯でいたいと思っていますよね。でも残念ながらすべての人が健康な歯を保ち続けられるわけではありません。30代に入ると、それまで十分な口腔ケアをしなくても大丈夫だったのが、段々とトラブルが増えてきます。今回は30代でお口のケアを怠った人たちが、どんな恐ろしい結末を迎えてしまったのか実例を交えて解説していきます。

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30代から知っておきたい、口腔ケアを怠った恐ろしいその後

画像:pixabay

口腔ケアを怠った彼女たちのその後

口腔ケアを怠るとどんなことになるか、わかりやすい例をまとめましたのでご紹介します。

Aさん(35歳) – OLのケース –
Aさんはごく普通のOL。同僚と仕事帰りに一杯やったり、毎日寝る前の梅酒が欠かせないなど大のアルコール好き。アルコールを飲んだ後は面倒で歯磨きせずそのまま眠ってしまうことも多かったようです。そんな生活を十数年続けていた彼女は・・
恐ろしいその後
30歳くらいまではとくに歯が痛んだりといった異常を感じなかった彼女。しかし銀歯が取れたことがきっかけで最近久しぶりに歯医者に行ったところ、なんと全体的に進行した歯周病が発覚。その上、歯根の露出した部分に虫歯が多数発見されてしまいました。
Bさん(40歳) – 主婦 –
ポッチャリ体型のBさんはとにかく甘いものが大好き。間食はもちろん、食後のデザートは欠かせません。妊娠中は食べづわりで、とにかくお腹が空かないように食べ続けていました。この度2人目を妊娠中の彼女のその後は・・
恐ろしいその後
妊娠、子育てで忙しい彼女は歯医者で検診など無縁。それどころか心のオアシスの甘いものは1日に何度も食べてしまっていました。今回2人目の妊娠時にはそれに輪がかかり、しかも歯ブラシを口に入れると気持ちが悪いので歯磨きもろくにできていませんでした。そんな生活が続いていた彼女は赤ちゃんを早産してしてしまいました。
Cさん(42歳)- 会社員 –
Cさんはこどもの頃から虫歯になったことがなく、歯は人一倍強いのが自慢。そのため、これまでほとんど歯医者のお世話になったことがありませんでした。ただ、30歳を過ぎた頃から歯ぐきから出血するようになりました。血が出たからと言って特に痛くもないので何もせず放置。そんな生活を続けていた彼女は・・
恐ろしいその後
ある時歯ぐきが大きく腫れて強い痛みが出たため歯医者に行った彼女。診断は歯もグラグラし口臭も酷い重度の歯周病という結果が待っていました。

30代から特に気をつけたいのは「歯周病」

Aさんのケースでは、まず歯磨きをせずに眠ってしまうことが問題ですが、アルコールを飲むと特に口の中がカラカラになってしまい、細菌がさらに繁殖しやすい状況になります。そのため歯周病が進み、さらには甘い梅酒を飲むことで、下がった歯ぐきによって露出した歯根に虫歯を多く作ってしまいました。

Bさんのケースでは、まず元々の食生活から問題がありますが、妊娠をきっかけにつわりやホルモンの影響で歯周病が進んでしまい、いくつか歯を失うことになってしまいました。しかも進行した歯周病が原因で赤ちゃんに影響が行き、早産をひきおこしてしまいました。

Cさんのケースでは虫歯になりにくい体質であったがために、「歯が強いからケアしなくても大丈夫」という過剰な自信を持ってしまったことが問題です。虫歯になりにくい人は往々にして歯周病にかかりやすい場合があります。歯周病の自覚症状が出る頃には手遅れ…なんてこともめずらしくないのです。

つまり、3人とも「歯周病」でひどい目にあってしまったというわけです。

口腔ケアを怠って取り返しのつかない結果になる前に

日本人の30代以上の8割以上が歯周病、またはその予備軍と言われています。つまり、ほとんどの人はかかっちゃう、と思った方がいいということです。

「歯周病ってよく聞くし~」「みんながかかっているから大丈夫!」じゃぁありません!でも、きちんとケアをしていればほとんどの場合は阻止することができます。みなさんもとくに30過ぎたら歯ぐきの健康により注意してみてくださいね。

この記事を書いた人

ぐぐるちゃん

ぐぐるちゃん

なんでも調べないと気がすまないアラサー女子。雑学大好き。いろんなことをよく知っているし、すぐに調べてくれる、歩くWikipedia。男性からも女性からも頼りにされるしっかり者。元歯周病(現在除菌済み)

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