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突然歯茎から出血!ほうっておいて大丈夫?出血してしまう理由とは

歯磨きしてて、突然歯茎から出血した経験のある人も実は多いのではないでしょうか?かくいう私も、歯磨きの後に口をゆすぐと時々血が混じっていてドキッとすることがあります。でもまあ、痛いわけでもないし、その後は忘れてケロっとしたもんですが・・・これって放っておいても大丈夫なんでしょうか?疑問に思ったので早速調べてみました。

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突然歯茎から出血!ほうっておいて大丈夫?出血してしまう理由とは

画像:Pixabay

歯茎から出血する理由

私の場合、歯茎から出血する時って痛くも何ともないので、ついつい放置しちゃうんですよね。でも出血するからには何か理由があるはずです。その理由を調べてみたところ、次のようなことが考えられるようです。

1. 歯茎の炎症
歯茎から出血する場合のほとんどが歯茎の炎症、つまり歯周病なんだそうです。歯ブラシを丸一日しないでいると歯茎が炎症を起こして出血しやすくなると言われています。もししっかり歯磨きしていても出血する場合には、歯ブラシがその部分にちゃんと当たってなかったり、合っていない詰め物やかぶせ物の境目のところに汚れが溜まっていたり、歯石が溜まっているのが原因かもしれません。
2. 乱暴なブラッシング
やたらと強い力でゴシゴシ磨いたり、あまりに硬い歯ブラシで磨いていると、歯茎を傷つけて出血することがあります。歯間ブラシやデンタルフロスの誤った使い方でも出血することがあります。
3. 全身的な病気
全身的な病気の一症状として歯茎からの出血が起こる場合があります。よく知られているものとしては、白血病、血友病などの血液の病気、再生不良性貧血、幼児に起こることの多い出血やむくみなどの症状を起こす、ネフローゼ症候群などがあります。
4. ビタミン欠乏
日本などの先進国ではあまりみられませんが、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンKが欠乏することで出血を起こしやすくなります。
5. 薬の副作用
血栓予防のために、血液の流れを良くするための薬(ワーファリンや小児用バファリン)などを飲んでいる場合、出血すると止まりにくくなります。

どうしたら出血しなくなる?

こう見ると、出血の原因もいろいろ。でもほとんどの場合は歯茎の炎症ということですので、まずは「歯磨きを正しい方法でしっかりすること」で出血は解決できるようです。歯周病というのは日本人の30代以上の8割がかかっていると聞きますし、また、歯を失う原因のなんとトップを占めています。

しかし、この病気の怖いところは自覚症状をあまり出さないこと!初期の頃は出血くらいしか症状を出さなくて、気がつく頃には進行して歯がグラグラして抜けてしまうという恐ろしい病気なんです。ということは、歯を長持ちさせるためには、出血するサインを重大に受け止めて早めに食い止めていくことが大事、ということですね。

そこで、まずは出血する部分を念入りに磨いてみましょう。歯ブラシはできればやわらかめがいいそうです。しっかりと汚れが取れていれば、2、3日もすると多くの場合出血は止まってくるそうですよ。それでもなかなか落ち着かない場合には、歯石や合わない詰め物、または全身疾患などが原因の可能性がありますので歯科医院でみてもらいましょう。

歯茎から出血まとめ

歯茎の出血は何か体に異常が起こっている、というサインなのですね。たかが出血、と放置はしないほうがよさそうです。歯周病は全身のいろんな病気を引き起こす原因にもなっていると聞きます。歯茎を健康に保って、健康な体作りを目指していきましょう!

この記事を書いた人

ぐぐるちゃん

ぐぐるちゃん

なんでも調べないと気がすまないアラサー女子。雑学大好き。いろんなことをよく知っているし、すぐに調べてくれる、歩くWikipedia。男性からも女性からも頼りにされるしっかり者。元歯周病(現在除菌済み)

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