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何これ?舌にギザギザがついている!歯型?

最近歯磨きをしていた時にふと鏡で自分の舌を見たら、なんだか舌の縁にギザギザが!よく観察してみると、どうやら歯型がついてるみたい・・。普段意識していなかったので気付かなかったのですが、これって普通ではないような気がしてさっそく調べてみました。

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何これ?舌にギザギザがついている!

画像:Pixabay

舌の側面にギザギザが!これって歯型?

舌の縁がギザギザになっている、つまり歯型がついているような状態は「歯痕(しこん)」や「舌圧痕(ぜつあっこん)」などと呼ばれているんだそうです。

舌で健康状態がわかる、というのは聞いたことがあったのですが、それは舌の表面に付く「舌苔(ぜったい)」についてのことでした。実は舌は血流が多く通っていることもあり、形などでも健康状態がある程度分かるんだそうですよ!

舌にギザギザ、凸凹した形をつけた原因と対処法についてまとめます。

舌のギザギザした歯型の原因と対処法

歯痕(しこん)や舌圧痕(ぜつあっこん)のチェックポイント

1. 食いしばりや歯ぎしり
夜眠っている間に食いしばりや歯ぎしりをしていると、舌が歯に押し付けられるため、舌に歯の形が付いてしまいます。そしてこの場合、頬の内側にも同様に凸凹の形が付くことが多いようです。
また、夜間に食いしばったりしていなくても、日中に歯を無意識にかみあわせていたり、食いしばったりすることで、同様なことが起こるのだそうです。

歯型がついた舌の治し方(食いしばりや歯ぎしりが原因)
寝ている間の食いしばりや歯ぎしりを止めることは難しいのですが、実は夜間の食いしばりや歯ぎしりは、日中の噛みしめる癖(TCHと呼ばれています)を意識して止めることで、かなり防げると言われています。心当たりのある人はまずここから改善してみましょう。
2. 冷え性、消化機能の低下
東洋医学的には、「舌がむくんでいる」ことから舌に歯型がつくのだそうです。具体的に舌のむくみを起こすものとしては、冷え性で新陳代謝の低下が起こって血流が滞っていたり、水分の摂りすぎ、疲れによる消化機能の衰えなどがあります。

歯型がついた舌の治し方(冷え性、消化機能の低下が原因)
冷たい飲み物を飲むことを極力控え、できれば体温以上の温度のものを摂取するのがよいようです。また、睡眠をしっかりとり、疲れを溜めないようにしましょう。それでもどうしても改善しない場合には漢方薬で治ることがあるようです。
3. 歯並びの問題
下あごの発達が悪くて、歯並びの幅が狭かったり、小さいと舌に歯型がつきやすくなります。

歯型がついた舌の治し方(歯並びが原因)
歯の矯正治療をすることで解決できます。
4. 舌が大きい
病気ではなく単に舌が大きいという場合もあります。
なかには成長ホルモンの異常や病的なもので舌が大きくなるケースもあります。

歯型がついた舌の治し方(舌が大きいことが原因)
病的なものが原因の場合はその治療が必要です。単に舌が大きい場合には舌を小さくする外科手術もあります。

舌は健康のバロメーター

実際のところでは、舌の大きさや歯並びに異常がないのに舌圧痕が付いていることがほとんどだということです。

つまり、食いしばりがあったり、体に不調がある場合ですね。食いしばりは日常的に行うことで歯や体に悪影響を及ぼすものです。

どうやら私の舌がギザギザ、凸凹した歯型がついているのは、最近胃腸の調子も悪いし、夏の暑さのせいで冷たい飲み物を飲み過ぎていることが原因のような気がします。

舌は健康のバロメーター。これからもたびたびチェックしていこうと思います。

この記事を書いた人

ビーバー

ビーバー

歯のコンプレックスは「出っ歯(上顎前突)」なアラサー女子。歯周病になったことをきっかけに手磨きをやめて電動歯ブラシ派に。現在ソニッケアーとドルツを使い分ける自称歯磨きオタク。

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